今朝見た夢の話
殺人犯とすれ違った夢
こんばんは!
今朝見た夢があまりにも小説みたいで驚いたので忘れないうちに書いてみようと思います。
町の中を歩いていると向かいから歩いてくる男が目に入った。
もじゃもじゃとのびた髪は油っぽく頭に絡まり、あごには無精ひげが生え、お世辞にも清潔感のあふれる雰囲気とは言えない。
服装はグレーのスウェットの上下。
近くのコンビニからの帰りなのか、彼の手には小さな袋が
(妙な人に出会ってしまったな……)
なるべく視線を合わせないように道路に視線を落としながら、男とすれ違う。
カラカラ……。
男とすれ違った瞬間、男から乾いた音が聞こえてきた。
思わず視線を上げて男の方を振り返ると、男もちょうどこちらを見つめていた。
どんよりと濁った二つの目がはっきりと私を映しているのが分かった。
(うわ、ヤバい……)
(ここからシーンが飛ぶ)
男が力なくその場に座り込んでいた。
隣に立っていた男の母親は顔を手で覆って泣いていた。
時折頭を振っているせいで油の抜けきった白髪交じりの灰色の髪が彼女の顔に降りかかる。
うつむいている男の前で私は怒鳴った。
「二度どころか、一度だってあってはいけないことでしょう!?」
カラカラと鳴っていた音の正体は男が持っていた、妻と息子の骨の欠片であったのだ……。
(夢はここで終わり、目が覚めました)
……いや、冗談じゃないくらい臨場感のある夢でした。
あまりに不気味な夢だったので起きた瞬間この夢をノートにメモしたんですよね。
で、そのメモを見ながら書き起こしたのが上記の内容なんです。
出会いの瞬間から二人の前で説教するまでの間が全部抜けているので、なぜ男が凶行に及んだのか、二人の遺体をどうしたのかとかそういうことは全て謎のまま。
ただ、私はそのカラカラ鳴る音の正体を男が隠し持っていた妻子の骨だと分かって二人を怒鳴りつけているんですよね。
察するに男が殺害した妻と息子の遺体の処理に母親も加担していたんじゃないかなと思います。
とにかくも不気味な夢でした。
これで短い小説書けそうですね……。