ワンオラクル&意味事典1:カップの2正位置
5月7日(土)
カップの2
契約・約束・心の結びつきを表すカード
2人の人物(男女・同性同士の両方の説あり)が向き合って、杯を交わしている。
頭上には「ヘルメスの杖」と「ライオン」が浮かんでいる。
丘の上には一軒家。
<描かれている物の解釈>
- 「ヘルメスの杖」は象徴物として※ヘルメス(または古代ローマのメルクリウス)を表している。
死にゆく人に用いれば穏やかになり、死せる人に用いれば生き返るという。
※ヘルメスのまとめ(けっこう、むちゃくちゃな神様です……)
- 持ち物
- 羽根の生えたサンダルを履いている=どこまでも、どこへでも行ける。
→伝令、境界、死出の旅路の案内者、旅人、商人、職業・事業、交易、
交通、道路、市場、競技を司る。
- ヘルメスの杖=アポロンからもらったとされる魔法の杖
この棒は眠っている人を目覚めさせ、目覚めている人を眠らせる効果がある。
(百目の巨人アルゴスを眠らせて殺害した)
→このことから夢と眠りの神とも言われる。
- 有名な伝説
- 生まれた時にコナンくんもびっくりな完全犯罪を成し遂げる
(アポロンから牛を盗んだ挙句、ゼウスの前で「生まれたばかりの私が
そんなことできるはずがありません!」と堂々と嘘をつく)
→狡知に富み嘘に長けた計略の神。能弁、策略、盗人の守護。
- アポロンから許してもらう為に竪琴を発明し、ヘルメスの杖をもらう
→発明の神様に
以上のことから、軽やかで、どこへでも行けるフットワークの軽さ、
交流と読み解ける。
- ライオンは権力、勇敢さ、神性、恐怖のシンボルイメージがある。
「七つの大罪」における「傲慢」の象徴でもある。
- 家
おそらく2人がたどり着きたいゴール。
場所が遠いのは2人の交流が始まったばかり(カードの数字は2)であるから。
<正位置イメージ>
2人の人物が交流し杯を交わしている。
頭上に「ヘルメスの杖」が浮かんでいることから2人はその交流を心から楽しんでいるよう。
気持ちが同じ方向を向いた結果、まとまった商談や契約の打ち上げ中なのかもしれません。
2人の背格好や年齢は同じくらいに見えます。
つまり、2人は対等な関係であると考えられるのです。(教皇、悪魔、ペンタクルの6のように人物どうしの差を感じさせない)
「ライオン」は権力や勇敢さ、神性、七つの大罪における傲慢を意味するシンボル。
しかし、翼が生えているので神性の象徴としてとらえることができると考えられます。
「ヘルメスの杖」と併せるとこの交流は神に見守られていると考えられ、精神的に満ち足りた物となることでしょう。
ただし、目指すゴール(家)はまだまだ先。
そこへ至るにはお互いを尊重し合い、交流(杯)を重ねていく努力も必要です。
<1日の感想とタロットの結果>
契約・約束の成就のカードと言われているカードです。
①友人に連絡を取ったところ、以前から気になっていた神社へ行こうと向こうから
お誘いが。
②仕事で必要な物の発注をすることになったのですがスムーズに解決しました。
ゴールデンウィークを挟んだことで品切れとお取り寄せの可能性を懸念していたのですが、そういうことは一切ありませんでした。
契約をスムーズに結ぶことができるという、カードが出ていたので業務内容的には心強さを感じていました。